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米国株投資は日本への裏切りではない。外貨を稼ぎ、国内で使う「真の愛国投資論」

心(シン)
心(シン)
執筆者

人生ROI理論提唱者
人生ROI(前進効率) = 前進量 ÷ 投下リソース
・幸せとは前進の効率で決まります。
・前進しても疲弊していたら意味がありません。
・ムダな投下リソースを徹底的に削りましょう。
・前進量にレバレッジをかけましょう。
人生を「気合い」ではなく「設計」で前に進める方法を発信しています。

スペック
・米国株インデックス投資家
 資産:個人8,000万円 / 世帯1億円
・大企業管理職
 年収800万円・定時退社
・FP / 宅建士 / 簿記 ほか資格保有
・妻+子供2人の4人家族
・kindle電子書籍出版中
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「日本人が日本の株を買わないでどうする!」

こういう精神論を振りかざす人間がいますが、彼らは経済の「け」の字も理解していません。

考えてもみてください。

資源のない日本が、戦後なぜ豊かになれたのか?

トヨタやソニーが、海外で外貨を稼ぎまくって、それを日本に持ち帰ったからです。

我々個人投資家がS&P500を買うのも、これと同じです。

アメリカという巨大なエンジンから利益(ドル)を吸い上げ、日本円に変えて国内で消費する。

これは「デジタル出稼ぎ」であり、現代における「外貨獲得」の最前線です。

指をくわえて日本株の低迷を眺めるのが愛国心ですか?

違います。

勝てる場所で勝ち、戦利品を地元に持ち帰るのが、真の英雄です。

日本株への「お布施」は、日本をダメにする

厳しいことを言いますが、ダメな企業に金を貸す(株を買う)ことは、優しさではありません。

「ゾンビ企業の延命」に加担する行為です。

資本主義の原理は「新陳代謝」です。

魅力のない日本企業からは資金が抜け、魅力のある米国企業に資金が集まる。

これは正常な市場原理です。

「日本人だから」という理由だけで劣後する日本株を買うことは、「甘やかし」であり、企業の改革意欲を削ぐだけです。

本当に日本企業に強くなってほしいなら、あえて資金を引き揚げ、危機感を持たせるのが筋です。

情けで株を買うのは、孫にお小遣いをあげて甘やかすお爺ちゃんと変わりません。

我々は「GAFAの寄生虫」となり、養分を吸い尽くす

米国株投資、特にS&P500やオルカンへの投資を、私は「現代の私掠船(海賊行為)」と呼んでいます。

Google、Amazon、Apple。

彼らは世界中から利益を独占し、強大な富を築いています。

我々一般人が彼らに勝つことは不可能です。

ならば、どうするか?

「株主」になって、彼らの利益を合法的に吸い上げるのです。

iPhoneが売れるたび、Windowsが使われるたび、その利益の一部がチャリンとあなたの懐に入る。

そしてあなたは、その金で日本の美味しい米を食べ、日本の温泉に行く。

これぞ痛快な「富の還流」です。

アメリカ人が必死に働いて生み出した利益を、日本人が寝ながら略奪する。

これ以上ない「国益」だと思いませんか?

外貨を稼ぎ、日本で使う。「貿易黒字」を個人で作れ

「米国株で儲ける=日本から資金が逃げている」

これは半分正解で、半分間違いです。

確かに購入時は円を売りますが、利益確定や配当受け取りの際は、増えたドルを円に戻します。

つまり、「輸出した額よりも、多くの額を輸入している」ことになります。

これは、個人レベルでの「貿易黒字」の創出です。

給料(円)しか持っていない人は、国内でお金を回しているだけ。

しかし、米国株投資家は、「海外から新しい富を引っ張ってきている」のです。

人口減少で縮小する日本経済に必要なのは、内輪でのお金の回し合いではありません。

外部からの「外貨の注入」です。

米国株投資家こそが、それを担っているのです。

GPIF(年金機構)を見ろ。国自体が「米国株」を買っている

「米国株は非国民」と言う人たちに、決定的な事実を突きつけましょう。

我々の年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のポートフォリオを見てください。

彼らは資産の約半分を「外国株式・外国債券」で運用しています。

なぜか?

日本株だけでは国民の老後を守れないと分かっているからです。

日本国自体が、アメリカの成長に乗っかって年金を増やそうとしているのです。

国がやっていることを個人がやって、なぜ非国民呼ばわりされなければならないのか。

「政府公認の生存戦略」に乗らない手はありません。

まとめ:国と心中するな。国を「養う」側になれ

「日本が好きだから、日本株を買う」

その気持ちは美しいですが、結果としてあなたが貧しくなれば、将来あなたは日本の社会保障のお荷物になります。

「アメリカが好きだから、米国株を買う」のではありません。

「アメリカを利用して金を稼ぎ、その金で日本で贅沢をする」のです。

金持ちになりなさい。

そして、その潤沢な資金で、日本の伝統工芸品を買い、日本の高級旅館に泊まり、日本のお店にお金を落としてください。

それが、資本主義社会における「最強の愛国活動」です。

実践ストーリー

・「日本企業を応援する」という名の、美しい緩慢な自殺

地方都市のメーカーに勤めるタカシ(48歳)は、自他ともに認める愛国者だった。

彼の証券口座に入っているのは、誰もが名前を知る日本の老舗大企業の株ばかり。

「俺たちが日本の会社を支えなくてどうする。米国株なんて、魂を売るようなもんだ」

彼は、職場の若手が休憩中にS&P500の話をしていると、眉をひそめて説教をした。

しかし、彼の「愛国ポートフォリオ」は無残なものだった。

株価は10年前から横ばいか、右肩下がり。

配当は雀の涙。

含み損を抱えた塩漬け株を見ては、「いつか復活するはずだ。日本の技術力は世界一なんだから」と自分に言い聞かせていた。

その夏、家族旅行を計画したが、予算が足りず断念した。

物価は上がるのに給料は上がらない。

株も増えない。

「日本のため」と言いながら、彼自身はどんどん貧しくなり、地元の商店街でお金を落とす余裕すらなくなっていた。

彼は気づいていなかった。

彼が必死に支えていたのは「日本の未来」ではなく、変化を拒む「ゾンビ企業の延命」だったことに。

・「お布施」をやめ、「海賊」になる決意

転機は、友人の経営者との会話だった。

羽振りの良い友人に、タカシは「お前もどうせ米国株で儲けてるんだろ? 日本を裏切って楽しいか?」と噛みついた。

友人は怒るどころか、憐れむような目でこう言った。

「タカシ、お前はトヨタが嫌いか?」

「は? 好きに決まってるだろ。世界で外貨を稼いでる英雄だ」

「なら、俺たち投資家も同じだ。俺はGoogleやAppleという『エンジン』を使って海外からドルをぶんどり、それを日本円に戻して、この街で使っている。俺とお前、どっちが日本経済に貢献してると思う?」

タカシは言葉を失った。

さらに、自分たちの年金を運用するGPIFさえもが、米国株を大量に買っている事実を知らされた。

「国と心中するな。国を養う側になれ」

その言葉が胸に刺さった。

彼は、自分の投資が「応援」ではなく、ただの「甘やかし」だったと悟った。

その夜、彼は断腸の思いで塩漬けの日本株を全て売却した。

「さらば、愛しきゾンビたちよ」

そして、その資金を全額、S&P500とNASDAQのインデックスファンドにぶち込んだ。

それは、彼が「守るだけの農民」から、海外へ富を奪いに行く「デジタルの私掠船(海賊)」へとジョブチェンジした瞬間だった。

・GAFAの養分を吸い尽くし、故郷に「金」の雨を降らせる

3年後。

タカシの資産は、かつてないスピードで膨れ上がっていた。

寝ている間に、iPhoneが売れ、Amazonで荷物が届き、Windowsが起動する。

そのたびに、世界中から集められた利益の一部が、彼の口座にチャリンと落ちてくる。

彼は、増えた資産の一部を定期的に利益確定(ドル→円)している。

この夏、彼は妻を連れて、地元の高級老舗旅館に泊まった。

一泊10万円の離れ。

夕食には地元産の最高級和牛と地酒を追加注文した。

女将が深々と頭を下げる。

「最近は不景気でお客様が減ってしまって……本当にありがとうございます」

タカシは笑顔で支払いを済ませながら、心の中でこう呟いた。

(礼には及ばんよ女将さん。この金は、GoogleとMicrosoftの従業員が必死に働いて稼いだ金だ。俺はそれを日本に持ってきただけさ)

彼はもう、日本株が下がっても嘆かない。

自分が「外貨獲得」の最前線にいる自負があるからだ。

海外の成長を吸い尽くし、その潤沢な資金で日本の伝統を守り、地域経済を回す。

「日本が好きだからこそ、米国株を買う」

これが、彼がたどり着いた、資本主義における「最強の愛国活動」だった。

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