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部下を育てようとするな。優秀な人は勝手に育つ。勝手に育たない人は見込みがない

心(シン)
心(シン)
執筆者

人生ROI理論提唱者
人生ROI(前進効率) = 前進量 ÷ 投下リソース
・幸せとは前進の効率で決まります。
・前進しても疲弊していたら意味がありません。
・ムダな投下リソースを徹底的に削りましょう。
・前進量にレバレッジをかけましょう。
人生を「気合い」ではなく「設計」で前に進める方法を発信しています。

スペック
・米国株インデックス投資家
 資産:個人8,000万円 / 世帯1億円
・大企業管理職
 年収800万円・定時退社
・FP / 宅建士 / 簿記 ほか資格保有
・妻+子供2人の4人家族
・kindle電子書籍出版中
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「部下を育ててこそ一人前」「後進の育成が管理職の責務」

もしあなたがこの「美しい嘘」を信じて、手取り足取り部下に仕事を教えているなら、あなたは世界一お人好しな「養分」です。

はっきり言います。

「他人を育てる」なんて暇があったら、「自分を育てる(資産形成・副業)」時間に充ててください。

ビジネスにおいて、教育コストほどリターンの見合わない投資はありません。

教えても辞めるかもしれない。

あるいは、あなたを脅かすライバルになるかもしれない。

今回は、冷徹な計算に基づいた「部下育成放棄論」を展開します。

教育は「サンクコスト」の塊である

まず、ROI(投資対効果)を計算しましょう。

あなたが自分の業務時間を削り、時給換算で数万円分のコストをかけて部下を指導したとします。

• 成功パターン:部下が育つ → 転職して他社へ行く(あなたの損失)

• 失敗パターン:部下が育たない → あなたの時間が無駄になる(あなたの損失)

どちらに転んでも、あなた個人へのリターンは極めて低いのです。

会社の利益?

そんなものは経営者が考えればいいことです。

あなたは「自分の時給」を守るために、教育という名のボランティア活動を即刻停止すべきです。

優秀な人材は「教えてもらう」のを待っていない

「育てないと育たない」と思っている時点で、その部下は「ハズレ」です。

思い出してください。

あなた自身や、世の中の「強者」たちが、手取り足取り教わって成長しましたか?

違いますよね。

勝手に上司のやり方を盗み、勝手に裏で勉強し、勝手に成果を出してきたはずです。

本当に見込みのある部下は、放置していても勝手に育ちます。

あなたがすべきは「教えること」ではなく、「邪魔しないこと(機会の提供)」だけです。

「俺の背中を見て盗め。以上」

これ以外の教育メソッドは不要です。

無能な部下は「育たない」からこそ使い道がある

では、勝手に育たない「指示待ち部下」はどうするか。

切り捨てる?

いいえ、彼らは「最高の労働力(コマ)」です。

彼らは自分で考えられない分、「マニュアル通りの単純作業」を文句も言わずに延々と続けてくれます。

もし彼らを「育てよう」として思考力をつけさせれば、彼らは「この仕事は無駄だ」「もっとクリエイティブな仕事がしたい」と自我を持ち始め、扱いづらくなります。

「育たない部下」は、育ててはいけません。

思考停止のまま、あなたの手足としてルーチンワークを処理させる。

「永遠の平社員」として固定化することこそが、あなたの「窓際管理職ライフ(自由時間)」を支える土台となるのです。

マネジメントの本質は「教育」ではなく「配置」

「育てる」という発想は傲慢です。

管理職の仕事は、手札(部下)のステータスを変えることではなく、手札の「切り方(配置)」を最適化することです。

• 勝手に育つレアカード(Sランク):

自由にさせて成果を出させ、それを自分の手柄として報告する。

• 育たないコモンカード(Bランク):

マニュアルを与え、自分がやりたくない雑務を全自動で処理させる。

これが「選別(スクリーニング)」です。

入社した時点でスペックは決まっています。

無理にBをSにしようとする努力は、時間の無駄です。

BはBとして、最大限利用する。

それが冷徹な戦略家のマネジメントです。

まとめ:教師になるな。使い手になれ

職場は学校ではありません。

あなたは金八先生になる必要はないのです。

• 育つヤツは、勝手に育つ。

• 育たないヤツは、コマとして便利。

この真理に気づけば、部下のミスにイライラすることも、成長の遅さに悩むこともなくなります。

ROIを考えましょう。

「教育」という重荷を下ろし、浮いたリソースを全て「自分の市場価値向上」に突っ込んでください。

部下の人生の責任なんて負わなくていい。

あなたは、あなたの人生の責任だけを負えばいいのです。

実践ストーリー

・赤ペン先生の徒労

「田中くん、ここも間違ってるよ。前にも教えたよね? 契約書の条文は……」

深夜23時。

僕、佐々木(課長)は、部下の田中につきっきりで指導をしていた。

田中は入社3年目だが、未だに自走できない。

「すみません、もう一度教えてください……」

僕は「部下を育ててこそ一人前」という美学を信じていた。

自分の業務時間を削り、手取り足取り教え込む。

これが管理職の責務だと。

しかし、現実は残酷だった。

翌日、田中はまた同じミスをした。

さらに悪いことに、エース候補だった鈴木さんが辞表を持ってきた。

「佐々木課長、いつも田中さんの面倒ばかり見てて、私の案件を見てくれないじゃないですか。成長できないので辞めます」

愕然とした。

「教育」に時間を費やした結果、ダメな部下は育たず、優秀な部下には逃げられた。

僕の手元に残ったのは、疲労と、自分の市場価値の低下(何もスキルアップしていない自分)だけだった。

・教育という名のサンクコスト

「佐々木、お前はバカか? 会社は学校じゃねえんだぞ」

居酒屋で、同期のドライな出世頭・氷室が冷たく言い放った。

「教育なんてな、ROI(投資対効果)が最悪のギャンブルだ。育つ保証はないし、育ったら辞める。サンクコスト(埋没費用)の塊だよ」

「でも、田中を放っておくわけには……」

「違う。『選別(スクリーニング)』しろ」

氷室は割り箸でテーブルを叩いた。

「優秀なヤツは、勝手に育つ。放置でいい。育たないヤツは、無理に思考力をつけさせるな。自我を持たせるな。『永遠の平社員(コマ)』として固定化しろ」

目から鱗が落ちた。

僕は田中を「Sランクの騎士」に育てようとしていた。

無理な話だ。

彼は「ポーン(歩兵)」なのだ。

歩兵には歩兵の、騎士には騎士の戦い方がある。

僕は教育者(ティーチャー)になろうとしていたが、なるべきは「使い手(プレイヤー)」だったのだ。

・手札の最適配置

翌日から、僕は教育を放棄した。

まず、田中に「思考」をさせるのをやめた。

「田中、今日から君は何も考えなくていい。このマニュアル通りに、このデータを右から左に移す作業だけをやってくれ」

「えっ、それだけでいいんですか?」

「ああ。君の正確性は買っている。余計な工夫は一切するな」

田中は歓喜した。

彼は「自分で考える苦痛」から解放され、マニュアル通りの単純作業マシーンとして覚醒した。

文句も言わず、僕が嫌がる雑務を驚異的なスピードで処理し始めた。

次に、優秀な新人の佐藤にはこう告げた。

「俺は何も教えない。俺の背中を見て盗め。あとは好きにやれ。責任は取る」

佐藤は目を輝かせ、勝手に走り出し、勝手に成果を上げてきた。

チームは激変した。

「育たない部下」は最強の雑用係になり、「勝手に育つ部下」は最強の特攻隊長になった。

そして僕は?

「佐々木さん、最近定時で帰ってますね」

僕は微笑む。

「ああ、部下が優秀でね」

教育という重荷を下ろした僕は、浮いたリソースを全て「自分のための副業と投資」に突っ込んだ。

部下たちは、僕の人生を豊かにするための「手札」として、今日も勝手に機能している。

僕はもう、熱血教師ではない。

冷徹にカードを切る、自由な「戦略家」だ。

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