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仕事は「言葉」で9割決まる。上司と部下を思い通りに操る「遠隔操作」マネジメント

心(シン)
心(シン)
執筆者

人生ROI理論提唱者
人生ROI(前進効率) = 前進量 ÷ 投下リソース
・幸せとは前進の効率で決まります。
・前進しても疲弊していたら意味がありません。
・ムダな投下リソースを徹底的に削りましょう。
・前進量にレバレッジをかけましょう。
人生を「気合い」ではなく「設計」で前に進める方法を発信しています。

スペック
・米国株インデックス投資家
 資産:個人8,000万円 / 世帯1億円
・大企業管理職
 年収800万円・定時退社
・FP / 宅建士 / 簿記 ほか資格保有
・妻+子供2人の4人家族
・kindle電子書籍出版中
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なぜ、あなたは自分で手を動かすのですか?

資産家(オーナー)の発想を持ってください。

あなたの仕事は作業することではなく、「他人に作業をさせること」です。

私が会社で行っているのは、廊下での雑談と、会議での数回の発言だけ。

それでも、部下は「私がやります!」と熱狂し、上司は「君に任せる」と信頼を寄せます。

魔法ではありません。

彼らの脳に「自分がやりたいんだ」という錯覚(インセプション)を植え付けているからです。

労働時間をゼロにし、成果だけをかすめ取る。

そのための「口先」という最強のレバレッジ活用法を公開します。

「命令」は二流、「誘導」が一流

まず、OS(思考)を書き換えてください。

「人を動かす」のではありません。

「人が動きたくなる状況を設計する」のです。

人間は「他人から命令されたこと」には手を抜きますが、「自分で決めたこと」には命をかけます。

つまり、あなたの仕事は、「これをやれ」と言うことではなく、「これをやるのが君にとって得だ(あるいは君の意志だ)」と誤認させることです。

これができれば、監視コストはゼロになります。

あなたが昼寝をしていても、彼らは勝手に走り続けます。

対上司:自尊心を満たす「共犯者」になれ

上司を動かすのに、正論はいりません。

必要なのは「私はあなたの信者です」というポーズだけです。

自分の案を通したい時、私はこう言います。

「部長が以前おっしゃっていた『〇〇』という方針に感銘を受けまして、それを具体化すると、この企画になります」

たとえ部長がそんなこと言っていなくても構いません。

上司は「自分の考えが反映された」と感じ、承認欲求が満たされます。

一度「自分の案」だと思わせれば、彼はその企画を全力で守ってくれます。

あなたは、上司の威光(虎の威)を借りて、好き勝手に振る舞えばいいのです。

対部下:「指示」するな。「所有権(オーナーシップ)」を譲渡せよ

部下に細かく指示を出す上司は、ただの「心配性なお母さん」です。

指示を出せば出すほど、部下は思考停止し、何かあるたびにあなたの時間を奪いに来ます。

私は指示しません。

「仕事の所有権」を彼らに渡してしまいます。

「このプロジェクト、君がリーダーだとしたら、どう料理する? 君の好きにしていいよ」

こう言われた瞬間、部下の脳内でスイッチが切り替わります。

「やらされ仕事」から「自分の作品」に変わるのです。

人間は、他人の仕事には手を抜きますが、「自分の作品」を完成させるためなら、徹夜も厭わず細部までこだわります。

あなたは、彼らが自分の作品作りに没頭している間、邪魔しないように見守るだけでいい。

考える労力(脳のCPU)を、全て部下に負担させる。

これが、最も効率的なリソースの節約術です。

雑談は「種まき(マインドコントロール)」の時間だ

「お疲れ様」なんて無意味な言葉を吐いている暇はありません。

雑談は、相手の無意識に「意図」を刷り込むチャンスです。

• チームを動かす時:

×「協力しなさい」

○「最近、〇〇さんが『チームの雰囲気が良くて仕事しやすい』って褒めてたよ」

→ 「良い雰囲気」を演じざるを得なくなる(ウィンザー効果)。

• 面倒な仕事を押し付ける時:

×「これやって」

○「この難易度の案件、君以外に任せられる奴がいないんだよね」

→ 「選ばれた人間」という自尊心を刺激され、断れなくなる。

言葉という「見えない糸」で、相手の手足を縛り上げるのです。

「感情」というレバーを引けば、人は自動で動く

論理で人は動きません。

最後に人を動かすのは「感情(エモ)」です。

特に有効なのが「共有体験」の捏造です。

残業を頼む時、「忙しいから手伝って」では動きません。

「いやー、今回のクライアント、理不尽すぎて参ったよ……(疲労感の演出)。正直、俺一人だと心が折れそうだわ」

まず「弱み」を見せ、同情と連帯感を引き出します。

相手の感情が「かわいそうに」と揺れ動いた瞬間に、「少しでいいから助けてくれないか?」とクロージングをかける。

感情のドアが開いている時、理性のガードは下がります。

そこを狙い撃つのです。

まとめ:あなたは「プレイヤー」ではない。「脚本家」だ

汗水垂らして働くプレイヤーからは卒業してください。

資本家マインドを持ったあなたは、職場の「脚本家」です。

誰にどんなセリフを言わせ、どう動かせば、最短でゴール(成果)に辿り着くか。

それを冷徹に計算し、言葉という演出を加える。

あなたが指一本動かすことなく、周囲が熱狂して成果を運んでくる。

その光景を高みの見物(窓際)から眺めることこそ、最も知的で、最も優雅な「仕事」なのです。

実践ストーリー

・孤独なプレイヤーの限界

「なんで誰も動かないんだ!」

深夜のオフィス、僕はデスクを拳で叩いた。

チームリーダーの僕は、常に走っていた。

「おい田中、あの資料どうなった? まだか? 俺がやるから貸せ!」

「佐藤、クライアントへの連絡は? 遅い、俺が電話する!」

僕は誰よりも働き、誰よりも成果を出しているつもりだった。

しかし、部下たちは指示待ち人間に成り下がり、目は死んでいる。

「また課長が全部やっちゃうから……」という陰口も聞こえてきた。

さらに上司である部長も手強い。

僕が論理的に正しい企画書を出しても、「なんか違うんだよな」と感覚で却下される。

(なんで俺ばかり……)

疲労はピークに達し、チームの雰囲気は最悪。

売上も停滞。

僕は「優秀なプレイヤー」であることにこだわりすぎて、自滅寸前だった。

・インセプション(植え付け)の魔術

ある日、喫煙所で隣の部署の神宮寺マネージャーと一緒になった。

彼はいつも暇そうに雑談ばかりしているのに、なぜか彼のチームは全社トップの成績を出し続けている。

「神宮寺さん、なんでそんなに余裕なんですか? 秘訣を教えてください」

神宮寺さんは紫煙をくゆらせながら、不敵に笑った。

「君、自分で汗をかいてるだろ? それは二流のやることだ」

「え?」

「いいか、仕事は『遠隔操作』だ。命令するな。相手の脳に『自分がやりたい』という錯覚(インセプション)を植え付けろ」

彼は続けた。

「部下には『指示』ではなく『所有権(オーナーシップ)』を譲渡する。上司には『あなたのアイデアです』という顔で企画を通す。君は舞台に立つな。『脚本家』になって、裏で糸を引くんだ」

その言葉が、僕の思考回路(OS)を書き換えた。

僕は今まで「人を動かそう」としていた。

間違いだった。

「人が勝手に動く状況」を設計すればよかったのだ。

・高みの見物

翌週、難易度の高い新規プロジェクトが舞い込んだ。

以前の僕なら「俺がやる」と抱え込んでいただろう。

だが、今の僕は違う。

僕は、一番やる気のない部下の田中を呼び出した。

「田中、実はこの案件、部長がお前をご指名なんだ」

(嘘だ)

「えっ、僕ですか?」

「ああ。難易度が高いから、お前じゃないと任せられないらしい。……どうする? もしお前がリーダーなら、この案件、どう料理する?」

「そうですね……僕ならこう攻めます」

「いいな! 面白い。そのプラン、全面的に採用だ。好きにやっていい。責任は俺が取る」

田中の目に光が宿った。

彼はそれを「やらされ仕事」ではなく「自分の作品」だと認識したのだ。

彼はその日から、僕が止めに入るほど猛烈に働き始めた。

次は、頭の固い部長だ。

僕は田中の作った企画書を持って部長室へ行った。

「部長、以前おっしゃっていた『現場の声を活かす』という素晴らしい方針、あれを具体化したらこの企画になりました」

(そんな方針、聞いたこともない)

しかし、部長は満足げに頷いた。

「おお、そうか。私の意図をよく汲んでくれたな。よし、承認しよう」

部長は自分の自尊心を満たしたこの企画を、役員会で全力で守ってくれた。

プロジェクトは大成功した。

部下たちは「自分たちの力で成功させた」と熱狂し、部長は「自分の指導が良かった」と上機嫌だ。

そして僕は?

僕はプロジェクト期間中、ほとんど実務をしていない。

やっていたのは、廊下での「種まき(雑談)」と、会議での数回の「称賛」だけ。

窓際の席から、活気あるフロアを眺める。

労働時間はゼロ。

成果だけが僕の実績として積み上がる。

(ああ、これがオーナー(資産家)の景色か)

僕は熱いコーヒーを啜りながら、次の「脚本」を頭の中で描き始めた。

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