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分散させすぎ?S&P500を「ただの分散投資」と舐めていませんか?数字で確認する米国株のスケール感

アメリカ経済のヤバさ

こんにちは、心です。

最近、投資の話題になれば「とりあえずS&P500」「少し攻めてNASDAQ100」という言葉を当たり前のように耳にするようになりましたね。

資産運用の王道として、毎月コツコツと積み立てている方も多いと思います。

しかし、この投資法は「地味」と言われますよね。

私も昔は、

「アメリカの500社でしょ? 分散しすぎていて、劇的なリターンなんて望めないんじゃないの?」

「結局は平均点を狙うだけの、退屈な投資先でしょ?」

と、このように思っていたんです。

しかし、それは大きな勘違いでした。

あなたは自分が大切なお金を投じているその指数の「本当のやばさ」を理解しているでしょうか?

今回は、S&P500とNASDAQ100がどれほど巨大な「バケモノ」なのか、そのヤバいほどのスケール感を具体的な数字とともに解説しますね。

この記事を読めば、あなたが投資しているものの見方が180度変わると思います!

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企業数「0.008%」の超少数精鋭

アメリカには、個人事業主などのスモールビジネスを含めると約3,300万もの企業が存在するようです。

従業員を抱える法人に絞っても約600万社、証券取引所に上場している企業だけでも約4,000社以上がひしめき合っています。

その中から選ばれた「500社」。

数だけで見れば、法人全体のわずか「0.008%」に過ぎません。

砂浜の砂粒ひとつ分であり、「アメリカ経済全体からすればごく一部(ゴミみたいなもの)」に思えるでしょう。

しかし、「時価総額(企業の価値の合計額)」で測り直した途端に一変します。

驚くべきことに、このたった500社だけで、アメリカの上場企業全体の時価総額の「約80%〜85%」を占めているのです。

残りの数千社は、全体の2割にも満たないのです。

つまり、S&P500はアメリカ経済の「一部」ではありません。

S&P500は、アメリカ中の富、優秀な頭脳、そして世界中の投資マネーを吸い上げるバケモノなのです。

この500社がコケればアメリカ経済が沈没するという、主役であり大黒柱なのです。

「最下位(500番目)」ですら、日本ではトップクラスの大企業

S&P500の凄さをよりリアルに実感するために、あえて「一番下の企業(500番目)」に注目してみます。

エリート集団とはいえ、最下位となればそれなりの規模に収まる気がしませんか?

しかし、現在のS&P500において、最も時価総額が低いギリギリのラインの企業でも、およそ「54億〜60億ドル(約8,500億〜9,500億円)」の価値を持っているようです。

日本円にして約1兆円弱。

これを日本の株式市場(東証プライム)に当てはめると、J.フロント リテイリング(大丸・松坂屋などを運営)、カカクコム、森永製菓、スクウェア・エニックスといった、誰もが知る超一流大企業と肩を並べる規模になります。

日本市場の最前線で戦っているトップ企業たちが、ようやく「S&P500の最下位争い」に滑り込めるかどうか・・・それがS&P500のボーダーラインです。

全米数千万の企業競争を勝ち抜き、さらに「4四半期連続の黒字」「高い流動性」といった厳しい条件をクリアした猛者たちだけが入ることを許される、超プレミアムな集合体なのです。

「分散しすぎている」という勘違い

「500社に均等に投資しているから安定(あるいは退屈)」というのも、投資初心者が陥りがちな勘違いです。

S&P500は「時価総額加重平均」というルールを採用しており、価値の高い巨大企業ほど、投資される割合が大きくなる仕組みになっています。

平等主義ではなく、完全な実力主義です。

現在、上位に君臨する「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる超巨大IT企業7社(Apple、Microsoft、Nvidia、Amazon、Alphabet、Meta、Tesla)。

このたった7社だけで、S&P500全体の約30%〜35%もの割合を占めています。

実態は「500社に薄く広く分散」ではありません。

「トップの超巨大テック企業に巨額の資金をガッツリと集中させ、残りの490社強の優良企業で脇を固めている」という、非常に偏りのある攻撃的な陣形を組んでいるのです。

だからこそ、S&P500は市場全体の安定感を保ちながらも、すさまじい成長力を見せつけることができるのですね。

S&P500が可愛く見える「NASDAQ100」のヤバさ

S&P500のやばさを理解したところで、もう一つの主役「NASDAQ100」を見てみますか。

結論から言うと、NASDAQ100はS&P500がただの真面目な優等生に見えてしまうほど、さらに尖った「超・肉食系のバケモノ集団」です。

NASDAQ100は、金融業を除くナスダック上場企業の中から時価総額トップ100社を抽出した指数ですが、そのスケールは完全にバグっています。

先ほどS&P500の最下位が約1兆円規模だと言いましたが、NASDAQ100の最下位(100番目)はどの程度の規模でしょうか?

答えは、なんと「約150億〜200億ドル(約2.3兆〜3.1兆円)」だそうです。

日本企業で言えば、ニトリ、アサヒビール、楽天といった超ビッグネームが、NASDAQ100では「一番下の席」を必死に争っている状態です。

さらに恐ろしいのは、その一極集中ぶりです。

NASDAQ100は、上位わずか10社だけで指数全体の「約50%」を占めています。

100社に分散投資しているつもりで、実際は投資資金の半分をトップのハイテク企業数社に全ツッパしているのと変わらないんですね。

この極端なテック企業への集中投資が、AIブームやデジタル化の波に乗ることで、過去10年においてS&P500を遥かに超えるリターンを叩き出してきました。

NASDAQ100は、世界中のイノベーションと資金を牽引する、最先端の暴走機関車なのです!

過酷な競争を勝ち抜いた勝者に乗るということ

S&P500もNASDAQ100も、「とりあえず買っておけば安心な、ゆるい分散投資」ではありません。

このインデックスの最大の強みは、「新陳代謝」にあります。

誰もが知っているゼネラル・エレクトリック(GE)やインテルのような歴史的企業であっても、時代の変化についていけず業績が落ちれば、容赦なく指数から除外(クビに)されます。

そして空いた席には、その時代で急成長を遂げた新世代のバケモノ企業が自動的に組み入れられます。

私たちが仕事をして、寝て、遊んでいる間にも、この指数は血の入れ替えを定期的に繰り返し、常に「その時代の最強メンバー」だけを保ち続ける強力なシステムなのです。

株価が暴落した時、「分散しすぎたせいだ」「やっぱりアメリカ市場もダメかもしれない」と狼狽売りしてしまう人の多くは、この「凄まじいスケール感と新陳代謝の仕組み」をしっかりと理解していないと思います。

自分が投資している対象が、どれほどヤバいエリート集団であるかを知っていれば、一時的な下落も「最強集団が次の飛躍のために準備をしている期間」としてビビることなく構えることができるはずです。

アメリカ市場のスケールの違い、そしてトップ層に富が集中する構造のすさまじさ。

なんとなく数字の響きだけで舐めるのは今日で終わりにしてくださいね。

あなたが投資しているのは、間違いなく資本主義の世界最高峰なのですよ。

ではまた!

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