60歳で5000万は「自動運転」で作れる。40歳で到達すべき“分岐点”と、Coast FIREという勝ち確ルート

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皆さまこんにちは、窓際管理職の城南悠喜です。

FIRE(Financial Independence, Retire Early)と聞くと、「数億円を貯めていますぐ会社を辞める」という華やかなイメージを持つかもしれません。

しかし、あれは再現性が低く、精神的負荷も高い非効率な戦略です。

何年もかかり、何年も我慢を続けるのは辛い。

そこで私が推奨するのは、「精神的FIRE」とも呼べる「Coast FIRE(コーストFIRE)」です。

これは、早期に必要最低限の「種銭(Coast Number)」を作り、あとはその資産を放置して運用益だけで目標を達成する戦略です。

追加の入金(労働)が必要なくなるため、40代の私のような管理職にとって、これほど精神的に安定をもたらす戦略はありません。

今回は、現実的な目標である「60歳で資産5000万円」を目指すために、40歳時点でいくらの資産が必要かをロジカルに算出しますね。

Coast FIREの基本戦略と仮定

Coast FIREのロジックはシンプルです。

「複利の力を最大限に信じる」ことです。

• 目標資産 (A): 5000万円(60歳時)

• 運用期間 (n): 20年間(40歳から60歳まで)

• 戦略: 40歳以降は、この資産に対して追加の入金はしないものと仮定します。

必要となる40歳時点の資産額(Coast Number)は、想定する利回りによって大きく変わります。

【計算結果】60歳で5000万円達成に必要な40歳時点の資金額

ここでは、インデックス投資において現実的な3つの利回りパターンで試算しました。

・保守的(4%) 約2280万円 

 S&P500や全世界株の過去リターンに対し、かなり控えめに見た場合。

・標準(5%) 約1880万円

 最も現実的で多くの人が目標とする利回り。

・楽観的(6%) 約1560万円

 経済の成長を信じ、より高いリターンを目指す場合の目安。

 とはいえ、過去実績からするとこれでも保守的と思う。

💡 窓際管理職の判断

私(城南悠喜)が推奨するのは、現実的な5%(約1880万円)を目標とすることです。

計画は楽観的にしてはいけません。

もしあなたが40歳時点で2000万円近い資産を持っていれば、理論上はもう追加で投資をせず、今の資産を放置するだけで60歳には目標の5000万円に到達することになります。

Coast FIREが精神的な安定をもたらす理由

この戦略の最大のメリットは、金銭的なものではなく、「精神的な余裕」です。

40歳時点でCoast Numberを達成したあなたは、もう会社からの給料を「資産形成のための労働」と考える必要がなくなります。

• 労働をしても、しなくても、資産は増え続ける

• 上司に怒られても、「まあ、もう稼がなくても大丈夫だし」と思える

これが、私の「窓際管理職戦略」の核です。

資産が自動で動く仕組みがあるからこそ、会社での無駄な競争やストレスから身を引き、自分の時間や趣味、家族にエネルギーを注ぐことができるのです。

達成できていない場合の具体的なアクション

もしあなたが40歳で目標に届いていない場合でも、焦る必要はありません。

戦略はシンプルです。

1. 節約で Coast Numberを優先的に作る: 最優先で現金をかき集め、一括で投資に回します。

2. 新NISAを最大限活用: 達成までは、追加投資として新NISAのつみたて投資枠を可能な限り埋めていきます。

3. 労働力を「種銭づくり」に絞る: 仕事のモチベーションを「給料」ではなく「種銭づくり」に絞り、投資額を最大化します。

まとめ:あとは「時間」という名の資本に働かせよう

Coast FIREは、「人生を、作れ。」という私の理念に最も近い戦略です。

一度 Coast Numberを達成すれば、あとはあなたは追加の労働から解放され、時間という名の最強の資本に資産を働かせることができます。

さあ、あなたの Coast Numberがいくら必要か逆算し、いますぐ行動に移しましょう。

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