
「一括投資は怖いから、ドルコスト平均法で時間を分散しよう」
これは、投資初心者が最初に覚える“賢そうな”戦略です。
しかし、断言します。
もしあなたが「世界経済は長期的には成長する」と信じているなら、ドルコスト平均法(DCA)を選ぶことは、数学的に誤った選択(Bad Decision)です。
それはリスク管理ではありません。
「暴落への恐怖心」を鎮めるために、「将来のリターン」をドブに捨てる行為です。
今回は、なぜ「一括投資」だけが数学的な最適解なのか、そしてDCAがいかに高コストな「臆病税」であるかを、冷徹な数字で証明します。
「右肩上がり」を信じるなら、待機資金は「ニート」だ
前提を確認しましょう。
あなたはなぜインデックス投資をするのですか?
「世界経済が長期的に成長する(株価が上がる)」と信じているからですよね。
ならば、論理的な結論は一つです。
「最も安いのは“今”である確率が高い」。
手元に100万円あるとします。
これを10万円ずつ10ヶ月に分けて投資する場合、残りの90万円、80万円…は、銀行口座で眠っています。
これは、「成長する市場に参加させてもらえず、ベンチで寝ているニート社員」です。
• 一括投資: 100万円全員が初日から全力で働く。 →利益最大化。
• DCA: 戦力を小出しにする。 →戦力ダウン(機会損失)。
「右肩上がり」を信じているのに、資金を遊ばせておく。
これは、「新幹線に乗りたいけど、怖いから一駅ずつ歩いて乗る」と言っているような矛盾した行動です。
DCAは「高額な保険商品」。安心感の代償を知れ
もちろん、DCAにもメリットはあります。
「買った直後に暴落した時のショック」を和らげる効果です。
しかし、これは投資戦略ではありません。
「メンタルケア(精神安定剤)」です。
歴史的データ(Vanguard社の調査など)によれば、一括投資はDCAよりも約7割の確率でリターンが上回ります。
つまり、DCAを選ぶということは、
「3割の暴落リスクを回避するために、7割の勝てる確率(利益)を放棄する」
という、極めて割の悪いギャンブルをしていることになります。
DCAで得られる安心感はタダではありません。
「本来得られるはずだった利益(機会損失)」という、目に見えない高額な保険料を支払って購読しているサービスだと認識してください。
暴落は「リスク」ではない。「バーゲンセール」だ
一括投資を恐れる最大の理由は、「買った直後に下がったらどうしよう」という恐怖です。
しかし、長期投資家にとって、初期の暴落は「神風」です。
もし一括投資した翌日に株価が半値になったら?
配当再投資による口数が増え、追加入金での購入単価が劇的に下がります。
長期目線で見れば、暴落は「安く仕込めるボーナスタイム」でしかありません。
「暴落が怖い」というのは、スーパーのタイムセールを見て「安すぎて怖い!」と逃げ出すのと同じです。
恐怖を感じるのは、あなたが「短期的な価格変動(ノイズ)」を見ているからです。
20年後の未来を見ているなら、今日の価格変動など、ただの誤差です。
まとめ:ビビったら負け。数学は嘘をつかない
厳しいことを言いますが、投資の世界に「感情」を持ち込んだ時点で負けです。
1. 「右肩上がり」を信じるなら、一括投資(最速のエントリー)が数学的最適解だ。
2. DCAは「機会損失」というコストを払う保険だ。合理的な戦略ではない。
3. 暴落を恐れるな。それは長期投資家へのプレゼントだ。
もちろん、「怖くて夜も眠れない」ならDCAでも構いません。
投資をやめるよりはマシですから。
しかし、それは「賢い選択」をしたのではありません。
「私は感情に負けて、リターンを捨てました」という敗北宣言をしたのだと自覚してください。
資本主義の勝者になりたければ、感情を殺し、確率(数学)に従いなさい。
「今すぐ、全額。」
これが、最も合理的で、最も勇敢な投資家の答えです。

