
皆さまこんにちは、窓際管理職の城南悠喜です。
投資を始めると、必ずと言っていいほど議論になるのが「一括投資とドルコスト平均法、どちらが正しいか?」という問題です。
ドルコスト平均法は“安全そう”という理由で選ばれがちですが、もしあなたが 「長期的に右肩上がりの世界」を信じているなら、一括投資こそが最も合理的な選択 です。
なぜなら、右肩上がりの資産を買うなら早く買った人が最も報われるからです。
この記事では、
・「ドルコスト平均法が本質的に何をしているのか」
・「右肩上がりを信じるなら一括が最適な理由」
・「それでもDCAが選ばれる心理」
をわかりやすく整理します。
右肩上がりを信じるなら“一括”が最適解
まず大前提として、インデックス投資の前提は世界経済は長期的に右肩上がりであるという一点に尽きます。
・S&P500
・全世界株
・NASDAQ
いずれも「長期的には」上昇してきました。
右肩上がりが正しい世界では、買うのが早いほどリターンが大きいこれは数学的に明らかな事実です。
たとえば、
- 今日買う
- 半年後に買う
- 1年かけて均して買う
右肩上がりの資産で最も儲かるのは「今日買った人」です。
だからこそ、一括投資は長期リターンが最も高くなるのです。
ドルコスト平均法の本質は「期待値ではなく感情の保険」
ドルコスト平均法(DCA)の魅力としてよく語られるのは
・「高値掴みを避けられる」
・「平均取得単価が下がる」
という点。
しかし、これは “下落する前提の世界” の話 です。
右肩上がりを信じているはずなのに、「下がるのが怖いから均す」というのは論理として矛盾があります。
つまりDCAは、期待リターンを最大化する手法ではなく、メンタルの不安を和らげる“心理的な保険”に過ぎないのです。
あなたが
・「暴落直後に大量に買う勇気がない」
・「一括で損失を見るのが怖い」
そう感じているなら、実はDCAは心のケアとして正しい選択です。
ただしこれは、“感情の問題” であって、“リターン最適化の問題” ではありません。
一括投資が怖くなるのは「暴落の映像」を見すぎているから
多くの人がDCAに逃げてしまう理由は、知識ではありません。
理由はただひとつ。
✔ 過去の暴落を「体験した気になっている」から
ニュースやSNSで何度も見た
・リーマンショック
・ITバブル崩壊
・コロナショック
これらの映像が、“これから絶対に起きるもの”のように脳に焼きついているんです。
すると本能的に、「一括ではなく少しずつ買いたい」と感じてしまうわけです。
しかし、長期投資とは暴落を織り込みながらも右肩上がりに賭ける戦略です。
右肩上がりを“本気で”信じるなら、「早く市場に入る」以外の選択肢はありません。
一括投資の合理性を示すシンプルな事実
これは歴史データからも明らかです。
世界の株式市場では、一括投資は約7割以上の期間でDCAより優位という結果が出ています。
理由は単純。
✔ 株式市場は上昇している期間の方が圧倒的に長い
✔ 下落を避けたくて均した結果、上昇期間を逃してしまう
✔ 「上がっていく資産」に後から追加するほど期待値が下がる
この3つです。
つまり、右肩上がり × 一括投資は、数学的にも歴史的にも合理的な組み合わせなのです。
まとめ:ビビったら負け
一括投資できる資金があるのにドルコスト平均法を選ぶのは、右肩上がりの世界を信じきれていない証拠です。
ドルコスト平均法は悪ではありません。
ただしそれは期待リターンのための手法ではなく、感情を守るための手法です。
右肩上がりを信じるなら、早く入る=一括投資が最適解。
ドルコスト平均法は、「勇気が出ない人のための優しい選択肢」であり、「リターンを最大化する戦略」ではありませんよ!



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