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「俺が若い頃は」は敗北宣言。老害の心理メカニズムと、資本主義の洗脳を解く方法

心(シン)
心(シン)
執筆者

人生ROI理論提唱者
人生ROI(前進効率) = 前進量 ÷ 投下リソース
・幸せとは前進の効率で決まります。
・前進しても疲弊していたら意味がありません。
・ムダな投下リソースを徹底的に削りましょう。
・前進量にレバレッジをかけましょう。
人生を「気合い」ではなく「設計」で前に進める方法を発信しています。

スペック
・米国株インデックス投資家
 資産:個人8,000万円 / 世帯1億円
・大企業管理職
 年収800万円・定時退社
・FP / 宅建士 / 簿記 ほか資格保有
・妻+子供2人の4人家族
・kindle電子書籍出版中
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「俺が若い頃は、徹夜してナンボだった」

上司が武勇伝のように語るこのセリフ。

翻訳するとこうなります。

「私は効率の悪い働き方を強いられ、搾取されてきましたが、抵抗する知能も勇気もありませんでした」

これは誇りではありません。

「敗北宣言」です。

苦労自慢をする人間は、会社(資本家)にとって都合の良い「奴隷道徳」を内面化し、それを若者にも強要することで、自分の惨めな過去を正当化しようとしているだけです。

耳を貸す必要はありません。

それは「先輩の教え」ではなく、「ストックホルム症候群患者のうわ言」だからです。

人間関係のROI視点では断捨離候補になるでしょう。

彼らは「サンクコスト」の呪縛霊である

なぜ、オジサンたちは若者に「我慢」を強いるのか?

それは、彼らが人生の大半を「我慢」というコストとして支払ってしまったからです。

経済学でいう「サンクコスト(埋没費用)」です。

もし、若者が「我慢」せずに、スマートに定時で帰り、副業で稼ぎ、幸せになってしまったらどうなるか?

彼らが支払ってきた「数十年の苦労」は、「無意味な徒労」だったと証明されてしまいます。

それが怖いのです。

自分の人生が無価値だったと認めたくない。

だから、「苦労することこそが正義だ」「耐えることが美徳だ」という嘘の物語を作り出し、あなたにも同じ苦労を背負わせようとする。

これは教育ではありません。

「不幸の再生産(道連れ)」です。

「自走する監視カメラ」としての老害

資本家にとって、これほど便利な存在はいません。

本来、経営側がやるべき「労働者の管理・統制」を、同じ労働者である彼らが勝手にやってくれるからです。

• 「有給なんて甘えだ」

• 「会社に感謝しろ」

• 「権利を主張するな」

彼らは、資本家の論理を脳内にインストールされた「名誉奴隷」です。

給料ももらっていないのに、勝手に警備員(監視役)を買って出て、若者が脱獄しないように見張っている。

彼らが守っているのは、会社の利益であり、あなたの未来ではありません。

「権力側に同化することで、自分も強くなったと錯覚している弱者」。

それが老害の本質です。

住宅ローンと役職が、牙を抜いた

彼らも昔は、あなたと同じように「おかしい」と思っていたはずです。

しかし、35年の住宅ローンを背負い、家族を持ち、少しばかりの役職(エサ)を与えられた瞬間、思考停止を選びました。

「仕組みを疑う側」から、「仕組みを守る側」へ。

体制側に回らなければ、自分の生活を守れないからです。

その結果、彼らは「思考」を放棄し、「前例」と「慣習」にしがみつくようになりました。

彼らが怒っているのは、あなたが間違っているからではありません。

かつて自分が諦めた「自由」を、あなたが手に入れようとしていることが、羨ましくて妬ましくて仕方がないのです。

「俺が若い頃は」=「俺はシステムを変えられなかった」

「俺が若い頃は、もっと理不尽だった」

そう言われたら、心の中でこう返してやりましょう。

「そうですか。あなたが無能だったおかげで、その理不尽がまだ残っているんですね」と。

先輩世代の本来の役割は、自分が味わった理不尽を、次の世代が味わわなくて済むように「改善」することはずです。

それをせず、理不尽をそのままバトンタッチしようとするのは、「職務怠慢」以外の何物でもありません。

そのセリフは武勇伝ではなく、「私は思考停止して現状維持に加担しました」という恥ずべき告白なのです。

まとめ:人生ROI理論でその鎖を溶かせ

資本主義は強大です。

しかし、構造さえ理解していれば、飲み込まれることはありません。

老害たちが差し出してくる「我慢」という名の鎖を、受け取らないでください。

「へえ、大変だったんですね(私はやりませんけど)」と、涼しい顔でスルーすればいい。

彼らを軽蔑する必要はありません。

ただ、「資本主義に順応しすぎて、自分を失ってしまった悲しいサンプル」として観察し、反面教師にすればいいのです。

苦労は美徳ではありません。

ただのコストです。

最小のコストで、最大の自由を手に入れる。

それが「人生ROI理論」の正しい考え方です。

実践ストーリー

・「名誉奴隷」への道を歩み始めた夜

入社3年目の拓也(25歳)は、終電間際のオフィスで虚ろな目をしていた。

目の前では、部長の田中(52歳)が缶コーヒー片手に熱弁を振るっている。

「拓也君さ、もう帰るの? 俺が若い頃は、机の下に寝袋置いて、3日風呂に入らないなんてザラだったよ。それでも文句一つ言わずに、会社に尽くしたもんだ」

拓也は心の中で(知らんがな……)と思いながらも、口では「すごいですね、勉強になります」と答えていた。

定時で帰ろうとすると「最近の若者は根性がない」と嫌味を言われる。

だから、仕事が終わっていても「付き合い残業」をし、部長の苦労自慢を聞く。

「俺たちの世代が作った土台の上に、お前らがいるんだぞ」

その言葉を聞くたび、拓也は「自分は甘えているのではないか?」「もっと苦労しないと成長できないのではないか?」という罪悪感に苛まれた。

彼は知らず知らずのうちに、部長と同じ「社畜(名誉奴隷)」への道を歩み始めていた。

思考停止という麻酔を打って。

・それは「武勇伝」ではなく「懺悔」だった

ある日、拓也は記事の言葉に出会い、雷に打たれたような衝撃を受ける。

『「俺が若い頃は」という言葉は、「私はシステムを変える知能も勇気もありませんでした」という敗北宣言だ』

『彼らはサンクコストの呪縛霊。自分の苦労を正当化するために、若者を道連れにしようとしているだけだ』

翌日、また部長が始まった。

「今の時代はいいよな、パワハラだなんだって守られてて。俺たちの頃は……」

その瞬間、拓也の脳内で「翻訳機」が作動した。

部長:「俺たちの頃は理不尽だった」

翻訳:「私は無能だったので、その理不尽を改善できずに君たちの代まで残してしまいました」

部長:「徹夜してナンボだ」

翻訳:「私は時間管理ができず、搾取されることに抵抗もしない、都合の良いコマでした」

拓也は、目の前の男が「偉大な先輩」から「哀れな敗北者」に見え始めた。

彼は怒っているのではない。

自分の人生(サンクコスト)が無駄だったと認めるのが怖くて、必死に「苦労は尊い」と自分に言い聞かせているだけなのだ。

「この人は、自走する監視カメラとして、僕を同じ檻に入れようとしているだけだ」

洗脳は、完全に解けた。

・「涼しい顔」で定時退社する

その日の夕方。

拓也は自分の業務を完璧に終わらせ、17時半に鞄を持った。

部長がギロリと睨む。

「おい、もう帰るのか? みんなまだ働いてるぞ」

以前の拓也なら足を止めていただろう。

だが、今の彼は「プレイヤー」だ。

「はい、本日のタスクは全て完了しましたので。お疲れ様でした!」

爽やかな笑顔で、しかし断固として言い切った。

部長は何か言いたげに口パクパクさせていたが、拓也は「へえ、大変ですね(棒)」というオーラを纏い、颯爽とオフィスを出た。

駅への道を歩きながら、拓也は思う。

部長を軽蔑はしない。

ただ、反面教師にするだけだ。

「あなたの世代の『我慢』という鎖は、ここで溶かします。僕は最小のコストで、最大の成果を出させてもらいますよ」

彼は浮いた時間で、英語の勉強と副業の準備を始めた。

理不尽なシステムに同化して愚痴を言う「老害予備軍」ではなく、システムをハックして自由に生きる「強者」としての人生が、ここから始まったのだ。

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