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仕事ができる人は共有力が違う。「あの件どうなった?」に即答できる人が評価される理由

心(シン)
心(シン)
執筆者

人生ROI理論提唱者
人生ROI(前進効率) = 前進量 ÷ 投下リソース
・幸せとは前進の効率で決まります。
・前進しても疲弊していたら意味がありません。
・ムダな投下リソースを徹底的に削りましょう。
・前進量にレバレッジをかけましょう。
人生を「気合い」ではなく「設計」で前に進める方法を発信しています。

スペック
・米国株インデックス投資家
 資産:個人8,000万円 / 世帯1億円
・大企業管理職
 年収800万円・定時退社
・FP / 宅建士 / 簿記 ほか資格保有
・妻+子供2人の4人家族
・kindle電子書籍出版中
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上司「あの件、どうなってる?」

あなた「えっと……どの件でしょうか?」

このやり取りをした瞬間、あなたの評価は「使えない部下」で確定します。

なぜなら、あなたは上司にとって「コスト(手間)」になっているからです。

上司が主語を省くのは、意地悪だからではありません。

彼らの脳内CPUが、もっと重要な意思決定やトラブル対応で占有されており、細かいファイル名を検索するリソース(帯域幅)がないからです。

その状況で、部下にコンテキスト(文脈)の説明を求められることほど、ストレスなことはありません。

今回は、上司の曖昧な指示を「推理」するのではなく、そもそも「上司の脳内と同期」し、問われる前に答えを用意するためのビジネスOSアップデートを行います。

「どの件ですか?」は、職務怠慢の自白である

厳しいことを言いますが、「どの件ですか?」と聞く部下は、仕事の優先順位(Priority)を自分で管理できていません。

「全部大事です」とか「言われた順にやってます」というのは、ただのタスク処理マシンです。

ビジネスには、常に「ホットスポット(最重要課題)」が存在します。

• トラブル中の案件

• 役員への報告が近い案件

• 売上の柱となる案件

上司が「あれ」と言う時、それは間違いなく「現在進行形のホットスポット」を指しています。

それを即答できないということは、あなたは「今、チームで何が一番重要か(クリティカル・パス)」を理解せずに働いているということです。

それは、戦場で「隊長、撃つべき敵はどれですか?」といちいち聞いている兵士と同じです。

邪魔です。

推理するな。「同期(Sync)」しろ

「推理力を働かせて考えよう」

しないよりはマシですが、それでは遅すぎます。

推理が必要な時点で、あなたは情報のリンクが切れています。

目指すべきは、上司の脳内との完全な「同期(Synchronization)」です。

どうやって同期するか?

超能力は要りません。

「上司の予定表(Googleカレンダー)」を見てください。

• 明日、役員会議がある →「あの件」=役員会議用の資料

• 昨日、取引先A社からクレームがあった →「あの件」=A社への対応策

上司の行動スケジュールと、彼が受けているプレッシャーの発生源を把握していれば、「あれ」が何を指すかは自明です。

優秀な部下は、上司の顔色ではなく、「上司が誰に詰められているか」を見ています。

上司に「質問」させるな。「確認」させろ

究極の部下は、「あの件どうなった?」とすら聞かせません。

上司が不安になって「聞こうかな」と思う0.5秒前に、レポートを飛ばします。

「例のA社の件ですが、現状ステータスはこうなっています」

これを「先制攻撃(Pre-emptive Strike)」と呼びます。

上司が曖昧な指示を出してくるのは、あなたが「報告してこないから(レイテンシが遅いから)」です。

不安だから、確認するのです。

常に上司の「不安リスト」のトップにある案件を、先回りして潰していく。

そうすれば、上司はあなたに対して「指示」をする必要がなくなり、ただ「承認(Yes)」をするだけの楽なポジションになれます。

上司を楽にさせる部下こそが、組織で最も速く出世します。

まとめ:あなたは「作業員」か? 「パートナー」か?

「言われたことをやる」のは作業員(NPC)です。

「言われる前に文脈を共有し、動く」のがパートナー(プレイヤー)です。

1. 「どの件ですか?」と聞くな。それは「私は文脈が読めません」という敗北宣言だ。

2. 上司のカレンダーを見ろ。彼の恐怖とプレッシャーの所在を特定せよ。

3. 聞かれる前に報告せよ。上司の脳内メモリを解放してやるのが、部下の最大の貢献だ。

今日から、上司に「あれ」と言われたら、0.2秒で「A社の件ですね、進捗は8割です」と返してください。

その瞬間、あなたはただの部下から、上司にとってなくてはならない「外部脳(パートナー)」へと昇格します。

実践ストーリー

・「どの件ですか?」という敗北宣言

「おい佐藤、あれ、どうなってる?」

月曜の朝、眉間にしわを寄せた鬼頭部長が僕のデスクに近づいてきた。

僕(佐藤、28歳)は手元のタスクリストに目を落とす。

A社の見積もり、B社の議事録、C社のリサーチ……全部で10個はある。

「えっと……どの件でしょうか? A社の件ですか? それとも来週の……」

瞬間、鬼頭部長の顔から表情が消えた。

「……もういい。俺がやる」

部長は舌打ちし、自席に戻ってキーボードを叩き始めた。

僕は呆然とした。

(なんで怒るんだ? 正確に指示してくれないと動けないじゃないか。僕は超能力者じゃないんだぞ)

僕は自分を「真面目な被害者」だと思っていた。

しかし、現実は違う。

僕は、多忙な上司の脳内メモリを食いつぶす「コスト(高負荷な部下)」であり、優先順位の判断を放棄した「ただの作業員」だったのだ。

・カレンダーという名の攻略本

「推理するな。同期(Sync)しろ」

失意の僕に、あるメディアの言葉が響いた。

「上司が『あれ』と言う時、それは必ず『今、彼が一番プレッシャーを感じている案件(ホットスポット)』だ。顔色を見るな。上司のカレンダー(予定表)を見ろ」

僕は思考を切り替えた。

自分のToDoリストを見るのをやめ、鬼頭部長のGoogleカレンダーを常時監視することにした。

翌日。

部長のカレンダーには「14:00〜 役員会議(進捗報告)」とある。

ということは、今の部長の脳内は「役員に突っ込まれないための材料」で占拠されているはずだ。

つまり、今の「あれ」は、「役員会議用の補足データ」だ。

僕は推理をやめた。

部長が誰に詰められ、何に怯えているか。

その恐怖の所在を特定し、自分の脳を部長の脳と「同期」させた。

・0.2秒の「外部脳」

数日後。

部長がまた僕のデスクに来た。

口を開きかけたその瞬間、僕はキーボードを叩く手を止めずに言った。

「部長。D社のトラブル件ですね。法務への確認は済みました。現状のステータスと対策案、チャットに飛ばしてあります」

部長が目を丸くして、口を半開きにした。

「……お、おう。……まだ何も言ってないぞ?」

「カレンダーを見ました。この後、D社の担当役員と面談ですよね? 手ぶらでは行けないと思いましたので」

これが「先制攻撃」だ。

部長が不安になって「聞こうかな」と思う0.5秒前に、答えを用意する。

質問などさせない。

ただ「確認(Yes)」させるだけ。

「……助かる。さすがだな」

部長の顔から険しさが消え、安堵の色が浮かんだ。

その日を境に、部長からの細かい指示は消滅した。

「佐藤に任せておけば、俺の痒いところには先に手が届いている」

そう認識された僕は、もはや指示待ちの作業員ではない。

上司の思考リソースを節約し、共に戦う「パートナー(外部脳)」へと昇格したのだ。

「さて、次の『あれ』を潰しておくか」

僕は部長の来週のスケジュールを見ながら、涼しい顔で先回りの準備を始めた。

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