人気急上昇の米国インデックス投信を差し置いて、なぜFANG+を選ぶ?最大の強みは「均等荷重」

記事内に広告が含まれています。

最近は、

「一歩先いく USテック・トップ20インデックス」

「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」

など、米国ハイテクセクターに集中投資できる商品が話題を集めています。

どれも魅力的ですが、その中でも根強い人気を誇るのが FANG+インデックス です。

FANG+は、組入銘柄がたった10社とシンプルでありながら、長期リターンで大きな強さを見せています。

その理由は、「どの銘柄が入っているか」ではなく、実は 均等荷重(イコールウェイト) の仕組みにあります。

この記事では、なぜ均等比率が長期で有利に働くのか、そしてFANG+が多くの米国グロース投資家に選ばれる理由を解説しますね!

USテック系インデックスが増えているのはなぜ?

米国市場の主役は、今やテクノロジー企業と言っても過言ではありません。

AI、クラウド、半導体、デジタル広告──これらすべてを牽引しているのが大型テック企業です。

最近人気の

  • USテック・トップ20インデックス
  • S米国グロース株式メガ10インデックス

などは、それぞれ“勢いのある大型グロース株に広く投資できる”ことが評価されています。

しかし、これらの多くは 時価総額加重型(時価の大きい企業ほど比率が高い) のため、どうしても上位2〜3銘柄に比率が偏る弱点があります。

具体的には、

  • NVIDIA
  • Apple
  • Microsoft

などが全体の3〜5割を占めるケースも珍しくありません。

これは「勝ち馬に乗れる」というメリットがある一方で、その時点で“すでに高くなっている銘柄”を大量に買う構造でもあるのです。

FANG+インデックスが異次元のリターンを出してきた理由

FANG+はよく「組入銘柄が強いからリターンが高い」と思われがちですが、半分正しくて半分誤解です。

FANG+の真の強みは…10銘柄を“全て均等比率”で保有するイコールウェイト方式です。

これは時価総額加重とは真逆の構造になります。

均等比率のメリット①:上がりすぎた銘柄を勝手に利確してくれる

均等比率はリバランスによって、上がりすぎた銘柄を自動で売り、下がった銘柄を自動で買うという、まるで“機械的な逆張り戦略”になります。

成長株は値動きが激しいため、この仕組みが非常に相性が良く、ボラティリティ(価格変動)を利益に変換しやすいという特性があります。

均等比率のメリット②:早く伸び始めた銘柄の恩恵を最大で受けられる

時価総額加重の場合、NVIDIAが伸びても比率は最初は小さいため、“伸び始めの初期の上昇” を逃しがちです。

しかしFANG+では最初から各銘柄10%ずつのため、まだ評価されていない段階の成長を丸ごと取れるという圧倒的な強みがあります。

均等比率のメリット③:銘柄間の偏りがなく、テーマに綺麗に乗れる

テック10銘柄をまんべんなく持つので、「AI」「クラウド」「EC」「デジタル広告」「半導体」など米国テックの主要分野にバランスよく投資できます。

人気のテック指数と比べたときの“FANG+の立ち位置”

他の人気インデックスは、

  • テックトップ20 → 広くテックをカバー
  • メガ10 → 超大型成長株に集中
  • S&P500 → 市場全体

という性質があります。

一方、FANG+は「グロースど真ん中×10銘柄に均等投資」という超攻め型。

特徴を一言で表すと、勝ち筋だけを均等に持つ“攻撃的な最適解”というイメージです。

指数なのに、まるで

  • 個別株投資の旨味
  • 分散投資の安全性

の“いいとこ取り”ができてしまいます。

長期投資で見ると「均等比率」はめちゃくちゃ強い

多くの研究でも、イコールウェイト指数は時価総額加重より長期でリターンが高くなりやすいことが分かっています。

理由はシンプルで、

  • 勝ちすぎた銘柄を売る(利確)
  • まだ伸びてない銘柄を買う(割安拾い)

という“反バブル構造”だから。

特にボラティリティの高いテック銘柄は、この仕組みと抜群に相性がよく、長期では非常に高いリターンを生みやすいのです。

つまりFANG+は「ただ銘柄が強いだけで勝っている指数」ではなく、均等比率だからこそ勝てる設計と言えます。

まとめ:均等荷重平均が優秀

最近はUSテック系のインデックスが多く登場していますが、その中でもFANG+が長期で強さを発揮している理由は、

組入銘柄よりも 均等比率(イコールウェイト) にあります。

  • 上がりすぎた銘柄を自動で調整
  • 伸び始めの成長をフルで享受
  • テック主要分野に美しく分散
  • ボラティリティを利益に変える構造

これらの特性が重なり、FANG+は「攻めながら勝ちやすい指数」として多くの投資家に選ばれています。

私もそうです。

もしあなたが、

「米国グロース市場の成長を丸ごと取りたい」

「テーマドリブンのインデックスで効率よく増やしたい」

と考えているなら、FANG+は非常に魅力的な選択肢になりますよ。