
皆さまこんにちは、窓際管理職の城南悠喜です。
資産形成において、よくある論争があります。
「SBI証券(三井住友・Vポイント経済圏)と楽天証券(楽天経済圏)、どっちが最強か?」
結論を言います。
「どっちも使おう。ただし、家族で分けよう。」
これが、資産8000万円を築いた我が家のファイナルアンサーです。
私はSBI証券をメインに使っていますが、家計を握る妻には「楽天経済圏」を完全にお任せしています。
これは単なる好みの問題ではなく、夫婦の役割分担と、各社のメリットを最大化するための「経営判断」です。
今回は、我が家が実践する「夫は攻めのSBI、妻は守りの楽天」という鉄壁の布陣について解説します。
なぜ、妻には「楽天」なのか?
私は金融リテラシーを高めるのが趣味のようなものなので、多少複雑でも還元率が高いSBIを使いこなせます。
しかし、妻はそうではありません。
「数字や管理画面を見るのは面倒」というタイプです。
そんな妻に、SBIの複雑なVポイント戦略を押し付けるのは、家庭不和の元です。
そこで選んだのが「楽天経済圏」です。
理由①:圧倒的な「わかりやすさ」
楽天の最大の強みは、UI(画面)の親しみやすさと、ポイントのわかりやすさです。
「買い物をしてポイントが貯まる」「そのポイントで投資ができる」。
このシンプルな導線こそが、投資に興味が薄いパートナーを資産形成に巻き込むための最強の武器になります。
理由②:家計防衛との相性が抜群
我が家の日用品や子供の服、ふるさと納税は、基本的に妻が楽天市場で管理しています。
これらを「楽天カード」に集約することで、恐ろしいほどのポイントが貯まります。
妻にとって、目に見えて貯まる楽天ポイントは「主婦の勲章」であり、モチベーションの源泉なのです。
城南家の「妻サイド」の戦略システム
では具体的に、妻側でどのようなシステムを組んでいるか公開します。
夫であるあなたが主導して、この設定をしてあげてください。
ステップ①:家計決済を「楽天カード」に一本化
まず、食費や日用品など、妻が管理する支出はすべて楽天カードで決済させます。
現金は使いません。
すべてをポイント還元の対象にします。
(^^)
ステップ②:楽天証券で「クレカ積立」を設定
ここが最重要です。
妻の楽天カードを使って、楽天証券で投資信託(NISAつみたて投資枠)を毎月購入する設定をします。
• 購入銘柄: eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
• 決済方法: 楽天カード決済
これにより、「家計の支出」として投資が行われ、そこにもポイントが付きます。
妻からすれば「勝手に貯金が増えて、勝手にポイントがもらえる」状態です。
ステップ③:ポイントは「投資」か「楽しみ」へ
貯まったポイントの使い道は、妻に一任しています。
我が家の場合、妻は「ポイント投資」に回して資産を加速させることもあれば、たまに「コンビニスイーツ」に消えることもあります。
それでも良いのです。
「投資=我慢」ではなく「投資=楽しい」と感じてもらうことが、継続の鍵だからです。
この戦略がもたらす「夫へのメリット」
実は、この「妻=楽天」戦略は、夫である私にとっても大きなメリットがあります。
メリット①:家計の透明化
妻の買い物が楽天経済圏に集約されることで、マネーフォワード等の家計簿アプリと連携しやすくなり、家計のブラックボックス化を防げます。
「今月、何にいくら使ったか」が自動で可視化されるのは、資産形成において必須条件です。
メリット②:夫の投資に口出しされなくなる
これが最大のメリットかもしれません(笑)。
妻自身も楽天証券で資産が増えていく体験をしているため、私がSBI証券で多少リスクを取った運用をしていても、「まあ、パパも考えてやってるんでしょ」と、寛容になります。
お互いに自分の「城(経済圏)」を持っていることで、精神的な余裕が生まれるのです。
まとめ:家庭内に二つの巨大エンジンを持て
• 夫(私): SBI証券 × 三井住友カードで、最大還元率を狙う「攻め」の資産形成。
• 妻: 楽天証券 × 楽天カードで、家計管理と効率化を狙う「守り」の資産形成。
これが、世帯資産1億円を築いた城南家の結論です。
もしあなたの奥様がまだ現金派だったり、投資に消極的だったりするなら、まずは「楽天カードと楽天証券のセット」をプレゼントしてあげてください。
それは、宝石やバッグを贈るよりも、家族の未来を守るための価値あるプレゼントになるはずです!


